令和6年度管理型歯科医師臨床研修プログラムA
研修プログラムの特色
今井歯科EASTにおける管理型研修プログラムAは、当クリニックでの研修と臨床研修施設(協力型Ⅱ)での全身管理研修で構成されたプログラムである。
歯科EASTでは、補綴、保存、口腔外科、小児歯科、歯科矯正、予防に加え、インプラント治療を学ぶことが可能である。CTやマイクロスコープも備えており、より精度の高い治療を行うことができる。
また訪問診療に同行することにより、有病者の歯科治療を学ぶことができる。更に信州大学医学部付属病院と連携することで地域医療連携を学び、 加えて主に口腔外科の病棟見学、オペの見学や麻酔科の見学を通して全身管理も学ぶことができる。
患者から信頼される人間性豊かな医療人となるために、歯科医師として求められる基本的な知識・技能・態度を習得し、実践できるための生涯研修の第一歩となることを願っている。
- 一般歯科診療の基本を確実に習得し、臨床現場で実際に使えるレベルにまで到達できることを主眼とする。
- 予防歯科、インプラント治療、歯周外科処置、矯正歯科治療、咬合・顎関節治療、訪問診療、全身管理などの特殊な治療も幅広く研修し、研修期間内に歯科医師としての将来の方向性を模索できるような研修を実施する。
- 臨床研修における経験からポートフォリオを作成することによる自らの意思で学ぶ能動的学習を通し、継続学習の習慣化によるプロフェッショナリズムの育成を行う。
- 当院の医院理念「患者様への思いやり」「丁寧な説明とコミュニケーション」「安心の医療設備・技術」「信頼と期待に応える歯科治療」のもとに研修を行い、患者に寄り添う医療の提供を可能とする。
- 患者管理、患者接遇、スタッフ管理、感染予防等の診療以外に必要な医院管理の基本を習得させる。
- 研修協力施設にて地域医療連携を幅広く習得する。
- 歯科医師として好ましい態度・習慣を身に付け、患者及び家族とのよりよい人間関係を確立する。
歯科医師研修の目標(達成目標)
- 歯科医師として好ましい態度・習慣を身に付け患者、家族とのよりよい人間関係を確立する。
- 歯科疾患と障害の予防および治療における基本的技能を身に付ける。
- 一般的によく遭遇する応急処置と頻度の高い歯科治療処置を確実に実施する。
- 歯科診療時の全身的偶発事故に対応する能力を身に付ける。
- 自ら行った処置の経過を観察、評価し、診断と治療に常にフィードバックする態度・習慣を身に付ける。
- 専門的技能や高度先進的歯科医療に接し、生涯研修の意欲への動機付けを図る。
- 歯科医師の社会的役割を認識し、実践する。
プログラム責任者の氏名
冨田 裕理 (医療法人社団大志会 今井歯科 指導医)
参加施設概要
管理型臨床研修施設
施設名 | 医療法人社団大志会 今井歯科 EAST |
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所在地 | 埼玉県八潮市大瀬 1-1-3 フレスポ八潮 2F |
開設者 | 今井 恭一郎 |
管理者 | 冨田 裕理 |
研修プログラム責任者 | 歯科医師 冨田 裕理 |
副研修プログラム責任者 | 歯科医師 堀内 麻那 |
指導歯科医 |
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事務担当者 |
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施設の概要(令和4年4月1日現在) |
歯科医師数:常勤4名 ユニット・チェアー数:9台 2006年4月 医療法人社団大志会 今井歯科 開設 ホームページアドレス |
臨床研修施設 (協力型II)
施設名 | 信州大学医学部附属病院 |
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所在地 | 長野県松本市旭 3-1-1 |
開設者 | 国立大学法人信州大学 |
管理者 | 花岡 正幸 |
研修実施責任者 | 歯科医師 栗田 浩 |
指導歯科医 |
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事務担当者 | 医学部学務・臨床研修グループ臨床研修係主任 山谷 眞貴子 |
施設の概要 |
歯科医師数:常勤5名 ユニット・チェアー数:9台 ホームページアドレス https://wwwhp.md.shinshu-u.ac.jp/ (令和5年4月1日 現在) |
研修要領
研修期間・研修場所・選考
- 研修期間は令和6年4月1日から令和7年3月31日までの1年間とする。
- 当院での研修期間は、主に一般臨床の研修を行う。
- 一年を通して当院での診療を中心にして臨床研修を行い、訪問診療にも同行する。
- 院外での臨床研修は7月に2週間、信州大学医学部において、周術期の全身管理の研修および地域との医療連携を学ぶ。
- 選考
- ① 募集人数(管理型): 3名
- ② 選考方法 : 面接、小論文(将来の歯科医師像)一般常識テスト、適正テスト
研修内容
- 歯科医師としての基本的価値観(プロフェッショナリズム)の理解
- 資質・能力の向上
- 基本的診療業務理解
- <プログラムA>研修期間内に、臨床研修施設にて7月に2週間の院外研修を行う
初期研修
歯科臨床研修を開始するにあたり、当院の職務規定、院内業務、社会人としてのマナー(特別研修に準ずる)や必要な歯科診療の基本知識、技能を習得する。なお、下記は5月以降の臨床研修の基本となるものであるため、目標症例数は設定しない。講義および実習形式で実施するため、都度指導する。
研修実施概要
一般社会人マナー学習
- ①一般社会人として必要な身だしなみや態度を確認
- ②状況に応じた会話の使い分けを学習・習得
プログラム修了の認定
歯科医師臨床研修管理委員会は、プログラムの評価項目についての研修歯科医の自己評価法及び指導歯科医による客観的評価に基づき、当初の到達目標に至ったか否かを評価し、最終的に管理者が修了証を授与する。
研修歯科医の処遇
身分 | 研修歯科医(常勤) |
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給与 | 月額200,000円(賞与なし) |
勤務時間 | 午前9時から午後6時半まで(うち1.5時間休憩 実研修時間は8.0時間)時間外勤務なし |
研修歯科医手帳 | 有り |
休日 | 週休2日、法律で定められた祝日、年次有給休暇(6ヶ月以上勤務につき10日)、夏季休暇、年末年始休暇 |
宿舎 | 無し(住宅手当月額50,000円支給(八潮市内に限る) |
当直 | 無し |
研修医のための 診療所内の部屋の有無 |
あり(研修センター) |
保険 | 社会保険・厚生年金・雇用保険適用、歯科医師賠償責任保険(医院負担)、労働者災害補償保険加入 |
健康管理 | 健康診断(年1回) |
その他 | 学会などの参加可(自己負担) |
諸注意
- 研修期間中は今井歯科職員であり、今井歯科から雇用されている労働者であること、そして研修するものであることを十分にわきまえること。
医療人として必要な基本姿勢、態度、行動ができない場合は、研修管理委員会の報告を基に管理者の評価の下、追加研修を課すことがある。その場合、翌年4月以降に就職が決まっていても研修未修了のため就職はできない。
若手歯科医師対象臨床セミナー
- 今井理事長は若手歯科医師対象臨床セミナーの講師として参加しています。
本セミナーは基本的に国試合格後5年以内・臨床経験3年以内の歯科医師が対象ですが、資格、年齢制限はありませんので、若手歯科医師以外のスタッフも受講できます。歯科衛生士、管理栄養士などの歯科スタッフにも受講していただきたい講座がたくさんあります。特待生の受講料は無料ですが、実習に参加する場合は、模型等の費用が別途必要です。
学べる症例
一般歯科治療
(保存修復/歯内療法/歯周治療/補綴治療/小口腔外科治療(嚢胞・腫瘍)/生検/歯根端切除/埋伏抜歯など/小児)
矯正治療
(小児矯正、成人矯正、筋機能療法、インビザライン治療)
マウスピースの使用法
(マウスピースを用いたブラキシズム及び顎関節症、睡眠時無呼吸症候群治療)
セラミック補綴
位相差顕微鏡を用いた歯周治療
バクテリアセラピー(プロデンティス)
ニッケルチタンファイルを使用した歯内療法
インプラント治療(一次手術を除く)
ホワイトニング
(オフィスホワイトニング・ホームホワイトニング)
デンタルリフレクソロジー/頭蓋骨調整
口腔内スキャナー
(口腔内スキャナーを用いた光学印象とCAD/CAMシステムによる歯冠修復)
インプラント治療
①CT&CT解析ソフト&3Dプリンターを利用したインプラント診査診断・治療計画
②ラテラルサイナスリフト/パラタルサイナスリフト/バーティカルサイナスリフト/オステオトームテクニック
③垂直性GBR(ソーセージテクニック)/水平性GBR(ブロック骨移植など)
④リッジエクスパンジョン
⑤抜歯即時埋入
⑥CTG/FGG
⑦PRGF
ALL ON 4/Neoss4+
ザイゴマインプラント治療
①シングルザイゴマ
②ダブルザイゴマ
③クワッドザイゴマ
インプラントリカバリー治療
咬合再構築治療
(ドーソンテクニック&スプリント療法からのフルマウスリコンストラクション)
└歯科技工士との連携治療
麻酔
(全身麻酔/静脈内鎮静術/笑気麻酔による周術期管理)
└麻酔医との連携治療
矯正治療
(インビザライン治療/ストレートワイヤー法)
歯牙再植治療/歯牙移植治療
小口腔外科治療
(マイクロ使用した小口腔外科治療(歯根端切除術))
緊急外来処置
①外傷(顎顔面骨折、顎間固定)
②炎症(蜂窩織炎)
訪問診療におけるVEを使った検査
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